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primalroots
Primalroots
shinkies
Shinkies

Beat Goes On
c'est du nanan !
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nanan style
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midnight cowboy
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新川 博 新川 博 新川 博 nanan nanan garp garp


新川 博 \2,400 (plus tax)
【 Shinkies 】
COMPACT DISC
VICL-69036 / aosis records / Victor Entertainment,Inc.

Shinkies / 新川 博

Title List
Recording Data
Liner Notes
Liner Notes

前作「Primalroots」はそのタイトル通り新川博のそれまでの音楽的ルーツをかえりみたオリジナル曲も含むバラエティーに富んだ内容だったが、今回は全曲、ロサンゼルス・レコーディングによるカヴァー作品になっている。新川が初めてレコーデイングでLAを訪れたのは、Hi-Fi Setの仕事だった。当時、20才だから今から25年も前のことだ。それから何度もLAレコーデイングするごとにLAのミュージシャンたちとの交流がより深まっていった。回を追うごとに彼らとも円滑なコミュニケーションで仕事が出来、仲良くなって今に至る長い付き合いとなった。今回、参加したミュージシャンたち(クレジット参照)はそんな彼の“LAフレンドシップ・コネクション”だ。「今回はここ15年位、親交のあるLAのミュージシャンたちとの“パイプ”を一つにくくってみたかったんです。むこうの人にとって“SHINKAWA”と発音するのは難しいみたいで、みんな僕のことを“SHINKI(シンキ)”ってニックネームで呼ぶんですが、それで彼らとの思いを形にするために新作のタイトルを“Shinkies”にしました。曲は当時、彼らと好んでプレイしていた感じのものを選びました。みんな“最近、こういうセッションがないんだよな”ってスゴク楽しんで演ってくれましたね。」今夏、僕自身もLAのキャピトル・スタジオでこのレコーデイングを聴く機会があった。あれだけのミュージシャンが広いスタジオで一同に介して、まるで一つのバンドみたいに自然と“一体”となってプレイする姿を見て僕は音楽にとって一番大切なのはそれぞれの音楽のモチーフの流れに身を任せてすべてのミュージシャンが一つになっていくことなんだとあらためて感じた。コンピューターによる打ち込みや、サンプリングなどが当たり前になっている時代だからその感動はより大きなものだった。「僕たちの世代はそういうヴァーチャルなものを取っ払って楽器の持つ生の響きとそのアンサンブルでサウンドを形成することこそ、本来あるべき姿だと思っているし、そのやり方に飢えているんです。だから今回一番こだわったのが“生”の持つ雰囲気なんです。広いスタジオで録ったのもそのためだし、エンジニアの方にもその部屋、空間の持つ空気感も録ってもらうようお願いしたんです。一つの場所にみんなが集まって“さぁ、演ろうか!”そんな感じが伝えられればと…。時間軸さえも機械にコントロールされている今だからこそ、この感じを思い起こさせるためにやっておかないと、と思ったんです。ここ1、2年その思いが僕の意識の底辺にずっとありましたね。」今回、カヴァー曲として選ばれた曲は僕にとっていずれも単に思い出深いというのではなく、聴く度に新たな発見がある様な魅力を持っているものばかりだ。「僕らは年代的にも洋楽で育ち、刺激を受けてきた世代ですけど、音楽の仕事をしていたまわりの連中は、今回収録しているナンバーすべてに少なからず影響を受けているはずです。いい意味で“心”に残っているものなんです。だから、アレンジに関してあまり崩していません。
また今回、僕が強調したいのは“aosisレーベル”というバックボーンがあって初めて選べた曲ということです。というのは仮に他のレコード会社から僕がアルバムを出すとして、これらの曲を入れようとしたら多分“何で今さらこの曲を?”ということになると思うんです。ただaosisの理念は音楽性やその他諸々の難しいことは抜きにして“楽しめる”ということが第一条件にある訳で、そのポリシーからすれば今回の選曲は“あり”なんです。」新川の持つ音楽の幅広い包容力、それらを一身に集め、解放し続ける―そんなパワーがこの作品には満ちあふれている。人が集まって生まれる“快楽”、そして新川自身がその快楽になったということ。だから音楽も生きているのだと思う。

1. It's the Falling in Love
有名なソングライターでもあるキャロル・ベイヤー・セイガーがセカンド・アルバム「TOO」で自ら歌ったもので、曲はデヴィッド・フォスター。ヴォーカルには声に可愛いさを持っているシンガーをアメリカで探す予定だったがピッタリはまる人がいなくて、日本の有望株、川村ゆみを起用。

2. Wha'cha Gona Do for Me
チャカ・カーンの大ヒット曲。曲はAORシンガー、ネッド・ドヒニーとアベレイジ・ホワイト・バンドのハミッシュ・スチュアートとの共作。80年に、AWBがリリースし、81年にチャカがカヴァーし大ヒットした。このヴォーカルも川村ゆみが歌っている。

3. Altogether Alone
AORシンガー、ハース・マルティネスの代表曲。こういう渋い曲を取り上げる新川のセンスは抜群だ。極上の音楽の本当の味はこういうものかも知れない。aosisレーベルだからこういう選曲も可能なのだ。人を心地好くさせるマジックをこの曲は持っている。

4. Mercy Mercy Me
マーヴィン・ゲイのヒット曲。ソングライターもマーヴィン自身。マーヴィンの曲というのはジャズ的なフレイバーも持っていて、グローヴァー・ワシントンJrなどこの曲をカヴァーしたアーティストは多い。ここではLAナンバー1のサックス・プレイヤー、トム・スコットがブロウしている。

5. Under the Jamican Moon
AORの名盤として名高いニック・デカロの「イタリアン・グラフィティー」で取り上げられた名曲。曲は、シンガーでもあるスティーブン・ビショップとリヤ・カンケル。スティーブン自身はこの曲を歌ってはいないが、リヤは自分のアルバムで取り上げている。

6. Daylight
R&Bシンガーとして有名なボビー・ウーマックの曲。ジョージ・ベンソン(g)が取り上げたあの〈ブリージン〉もボビー・ウーマックの曲だ。ジェリー・ヘイのホーン・アレンジも加わり、原曲にない雰囲気がまた面白い結果を生んでいる。

[音楽誌『ADLIB』編集長 松下佳男]




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