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Beat Goes On
c'est du nanan !
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nanan style
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midnight cowboy
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新川 博 新川 博 新川 博 nanan nanan garp garp


nanan
\2,400 (plus tax)
【 c'est du nanan ! 】 COMPACT DISC
VICL-69008 / aosis records / Victor Entertainment,Inc.

c'est du nanan ! / nanan

Title List
Recording Data
Liner Notes
Liner Notes

大人による、大人のための音楽

これはaosis recordsの基本テーマだが、まさにそんなテーマを音で表現しているユニットが、このnananだろう。nananは、日本の音楽シーンを代表する名うてのプレイヤーたちの集合体だ。そして彼らが、仕事を忘れ、ただただ自分たちが気持ちいいと感じたサウンドをプレイしているという、ある意味すごく贅沢なユニットなのでもある。

大滝詠一、松任谷由実、福山雅治、古内東子、Kiroro、大沢誉志幸など、数多くのアーティストのレコーディングやライヴに参加している吉川忠英(g)、松任谷由実、松田聖子、吉田美奈子、井上陽水、渡辺貞夫、渡辺香津美などと共演している高水健司(b)、細野晴臣、鈴木茂、松田聖子、吉田美奈子、SPEED、ウルフルズなど、様々なアーティストのセッションに参加している浜口茂外也(perc、fl)、元赤い鳥、ハイ・ファイ・セットで、現在はコーラス・セッションのかたわら、ソロ・アーティストとしても活躍している山本潤子(vo)、そしてアレンジャーとして、手がけた作品は1,000曲をこえるという新川博(key)という5人が、このアルバムのメンバーだ。

5人とも、様々なセッションで共演経験がある、気心の知れた仲間たちである。そんな5人が、新川博の呼びかけで集まり、ハワイでレコーディングを行なった。“東京でレコーディングする事もできたけど、この空気感とテンポ感は、ハワイでしか出なかったでしょうね。のんびりと自分たちのテンポで、でも集中してレコーディングすることができました”と浜口茂外也は言うが、まさに5人の名手たちが、リラックスし、そして空気感を大切にした演奏を聴かせてくれている。

“空間”も音楽の一部だということを実感させてくれる、シンプルだけど、深い演奏だと思う。ちなみに“nanan”とは、古いフランス語で“甘いお菓子”という意味だということだ。


1. Wave
ブラジルが生んだ、20世紀を代表する作曲家、アントニオ・カルロス・ジョビンが67年に書いたナンバー。セルジオ・メンデス風のコーラスとフルート、アコースティック・ギター、ピアノのメロディがとても気持ちいい。まさにnananの魅力が凝縮された演奏だ。

2. Mona Lisa
1950年の映画『別働隊』の主題歌として、アカデミー歌曲賞を受賞している名曲。ナット・キング・コールが歌いヒットさせた。ピアノによるメロディと、アコースティック・ギターのバッキングが、しっとりとした雰囲気を作り出している。

3. 蘇州夜曲
日本のポップス・シーンに偉大なる足跡を残した名作曲家、服部良一の代表曲で、48年に渡辺はま子+霧島昇の歌でヒットした。山本潤子の澄んだ歌声が、この不滅の名曲をじっくりと歌っていく。今回のようなラテン・タッチのアレンジになっても、その美しさがまったく損なわれていないのは、nananのメンバーのセンスの良さと、メロディの普遍性によるものだろう。

4. Misty
ジャズの名ピアニスト、エロール・ガーナーが54年に作曲したナンバーで、今ではスタンダードになっている。ここではボサ・ノヴァ・タッチにアレンジされている。口笛のメロディ、そしてエレクトリック・ピアノの音がとても爽やかだ。

5. Palmtree
浜口茂外也のオリジナル。ブラジルのショーロという音楽のスタイルで作られている。フルート、ギター、マンドリン、アルト・ギターだけで演奏されているが、アコースティック楽器のアンサンブルが作り出す“空気感”をぜひ聴いてほしい。

6. Save the last dance For me
60年に全米1位を記録した、ドリフターズの大ヒット曲。日本では越路吹雪の歌で知られている。浜口茂外也のヴォーカルがいい味を出している。ウクレレの音色も印象的だ。

7. In the wee small hours of the morning
ジャック・ドミー監督、カトリーヌ・ドヌーブ主演による64年のフランス映画『シェルブールの雨傘』の主題歌で、作曲はミシェル・ルグラン。ボレロのスタイルにアレンジされているが、やはり山本潤子のヴォーカルの透明感が活かされたナンバーだといえるだろう。

8. In The Wee Small Hours Of The Morning
フランク・シナトラの十八番ともいうべきナンバーで、他にもオスカー・ピーターソン、キース・ジャレットなど、多くのジャズマンに取り上げられている。ここではストーリー性のあるアレンジが聴きどころ。リラックスしながらも、クォリティの高い演奏はさすがだ。


“nananの音楽は、一生懸命聴かないでください”と、彼らは言う。“聴きながらうたた寝してもらってもいいし、本を読むのもいいし、風呂に入るのもいい。聴いてくれる人の安らぎの助けになれればいいんです”これは、常に上質な音楽を作り続けてきた彼らの自信の表われでもあるのだろう。BGMとしても聴けるけど、単なるBGMではない、そんな気持ちよくて、空気感があって、それでいてクォリティの高い音楽。nananの音楽の魅力は、きっとそんなところにあるのだと思う。

熊谷 美広




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